大陰唇のしわ・弛み改善(大陰唇ふくよか形成)

大陰唇のしわ・弛み改善(大陰唇ふくよか形成)とは

加齢により大陰唇の皮膚や皮下脂肪が萎縮し、ふっくらした感じが損なわれ、しわしわ感がでてまいります。貧弱感とともにシワの隙間に汚れが溜まりやすくなります。

しわや弛み、皮膚色の褐色化が軽い状態であれば、大陰唇皮膚を伸てシワの寄った表皮を切除し弛みを引き込みながら縫合することを考えます。皮下組織も萎縮している場合は大陰唇の余剰皮膚の切除にとどまらず、真皮脂肪を移植することで皮下のボリュームアップしていきます。

大陰唇のしわ・弛み手術の適応

大陰唇のヴォリュームが欲しい場合
大陰唇にたるみが生じていてこれを修正したい場合
大陰唇に小皺が多く、皮膚色が濃くなりこれを修正したい場合


大陰唇のしわ・弛み手術の欠点と利点

大陰唇のしわ・弛み手術のメリットのメリット

大陰唇がふくよかになり若々しくなります。

大陰唇のしわ・弛み手術のデメリット

大陰唇と小陰唇の間の際にわずかですが傷跡がのこります。
真皮脂肪移植の場合は臀部で大腿部の境の真皮脂肪採取部位に傷跡が残ります。
術後に3日ほどタイオーバーというガーゼの圧迫処置をするため、シャワー浴ができなくなる時期があります。

大陰唇のしわ・弛み手術のアフターフォロー

手術後1時間程度お休みいただき帰宅できます。術後2〜3日後、タイオーバー除去に再診してもらいます。
タイオーバーが外れればシャワー浴が可能になります。術後10〜14日で抜糸を行います。

大陰唇のしわ・弛み手術の詳細情報

施術時間 1〜3時間時間程度です
施術後の通院 術後2〜3日後に消毒、タンポンを外します。術後10〜14日後に抜糸を行います。
腫れについて 抜糸までは腫れが続きます。1〜2ヶ月後に徐々に赤みと固さがでてきますが、3〜6ヶ月後には目立たなくなります。
カウンセリング当日治療
入院の必要性 不要
麻酔 局所麻酔 静脈麻酔可
洗顔・洗髪 手術日から可
シャワー浴 タイオーバー除去後から可

リスク(合併症・副作用 等)

感染
細菌やウイルス等による炎症。
血腫
術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
出血
術後やや多い量の出血を見ることです。
内出血
術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
瘢痕(創跡)
全ての皮膚切開創は、多少の傷痕が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
肥厚性瘢痕(ケロイド)
傷痕の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
色素沈着
瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
アレルギー
薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
予定形態との差
なるべく患者さまの意見は取り入れるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
微妙な左右不対称
人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
移植真皮脂肪の壊死
 
臀部の瘢痕
 
大陰唇の凹凸変形
 

大陰唇のしわ・弛み手術の手術費用

項目 治療内容 金額
(消費税込)
大陰唇形成(真皮弁形成) 大陰唇の皺、弛み部の表皮のみ切除し縫合する 275,000円
大陰唇形成(真皮脂肪移植) 上記手術に加え、臀部からの強い陽脂肪移植を行う 550,000円
美容的要素のあるものは自費になります。

大陰唇のしわ・弛み手術実際

大陰唇しわ・たるみ手術のポイント

  • 大陰唇の小陰唇側に切開を入れ、大陰唇側1〜2cm程度表皮のみ切除し、真皮しんぴを残します。その上に大陰唇の皮膚を重ね、弛みとしわを伸展しながら縫合を行います。
  • 大陰唇のふくらみ感が足りない場合は、臀部でんぶからの真皮脂肪を移植します。
  • 大陰唇と小陰唇の間の溝に切開線と縫合線を入れるため、傷跡は目立ちにくくなります。
渡部医師
渡部医師
堤医師
堤医師
酒井院長
酒井院長

大陰唇しわ・たるみ手術 真皮弁での形成

しわ・たるみの多い大陰唇。大陰唇と小陰唇の境の溝から1〜2cmの幅で表皮のみ切除します。①

皮膚を縫合します。大陰唇部の皮膚が伸展し、しわや弛みが改善されます。

大陰唇しわ・弛み手術 真皮しんぴ脂肪移植を加える。

両側の下臀部でんぶから真皮しんぴ脂肪を採取します。

臀部でんぶから採取した真皮しんぴ脂肪を大陰唇の切開部から移植します。真皮しんぴ脂肪の移植ができるようにあらかじめ皮下にポケットを作成しておきます。

丁寧に皮膚を縫合して手術が完了します。