ルフォー1型骨切り術と
SSRO(下顎枝矢状分割術)
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)とは

口元が出ていたり引っ込んで見えたりするのは、上顎と上の前歯が出ている(出っ歯)、下の前歯が出ている(受け口)という場合があります。見た目のコンプレックスだけはでなく、奥歯の噛み合わせが全く合っていない、咬合不全の場合もあり、噛むことが上手くできない方もいます。
ルフォー1型骨切りでは上顎(上の歯並び)を前後ずらすことができます。多少の工夫を行うと、前歯の歯茎がヌッと出るガミースマイルの矯正にも有効です。
また、SSROでは下顎(下の歯並び)を前後にずらすことができます。たとえば受け口の患者さまの場合、下の前歯を奥にずらすことで、本来の歯並びに矯正することができます。
ルフォー1型骨切りでもSSROでも奥歯はずれますから、手術前に咬合を十分検討しなくてはなりません。また、術後に咬合を合わるための矯正歯科の技術も必要になります。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の適応としては、以下の症状があげられます。
1) 受け口の修正
2) 出っ歯の修正
3) 魚口変形(口ボコ)の修正
4) 上顎骨の湾曲変形
5) ガミースマイル
6) 上顎の短縮
ルフォー1型骨きり術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の適応
受け口(しゃくれ顎)

出っ歯・魚口(口ボコ)

上下顎骨の湾曲変形


ガミースマイル


ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の手術の欠点と利点
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)のメリット
咬合を合わせながら上下顎の形態修正が行えます。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)のデメリット
術後に歯科矯正が必要で、調節には時間がかかることがあります。
顎間固定が必要なことがあり、術後1ヶ月程度煩わしさがあります。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の手術時間と術後経過
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の手術は、全身麻酔下で2〜5時間程度です。
手術後は、1日入院なります、入院中は静脈麻酔と鎮痛剤で疼痛の対応をいたします。
手術翌日に、ドレーンを除去します。その後包帯固定のままで退院になります。
シャワー浴は、手術翌日から可能ですが、洗顔洗髪は包帯除去後からになります。
顔の腫れは、は2ヶ月程度で改善します。口唇の腫れは、2週間程度で改善します。口腔内の違和感、下口唇の感覚鈍麻は6ヶ月程度続きます。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)のアフターフォロー
お食事は、2週間程度柔らかいものを摂るようにしてください。
歯磨きは電動あるいは水歯ブラシを使用してください。
口腔内の雑菌対策として、うがいを行ってください。
シャワー浴は、手術翌日から可能です。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)の詳細情報
施術時間 | 2〜5時間です。 |
---|---|
施術後の通院 | 手術当日は入院します。手術次の日にフェイスバンドを着用して退院します。術後2週間と、その後2ヶ月後に診察を行います。 |
腫れについて | 顔の腫れは2ヶ月程度、口唇の腫れは2週間程度、口唇周囲の硬化は2ヶ月程度、口唇周囲の感覚鈍麻は6ヶ月程度を要します。 |
カウンセリング当日治療 | 不可 |
入院の必要性 | 必須 |
麻酔 | 全身麻酔 |
リスク(合併症・副作用 等)
- 感染
- 細菌やウイルス等による炎症。
- 血腫
- 術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
- 出血
- 術後やや多い量の出血を見ることです。
- 内出血
- 術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
- 瘢痕(創跡)
- 全ての皮膚切開創は、多少の傷痕が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
- 肥厚性瘢痕(ケロイド)
- 傷痕の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
- 色素沈着
- 瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
- アレルギー
- 薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
- 予定形態との差
- なるべく患者さまの意見は取り入れるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
- 微妙な左右不対称
- 人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
- 感染
- 細菌やウイルス等による炎症。
- 血腫
- 術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
- 出血
- 術後やや多い量の出血を見ることです。
- 瘢痕(創跡)
- 全ての皮膚切開創は、多少の傷痕が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
- 色素沈着
- 瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
- アレルギー
- 薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
- 予定形態との差
- なるべく患者さまの意見は取り入れるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
- 微妙な左右不対称
- 人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
ルフォー1型骨切りの手術費用
項目 | 治療内容 | 金額 (消費税込) |
---|---|---|
ルフォー1型骨切り術 | ルフォー1型上顎骨切り手術 | 1,650,000円 |
SSRO(下顎枝矢状分割術) | 下顎枝矢状分割術 | 1,650,000円 |
ルフォー1 + SSRO | 上顎、下顎、移動手術・咬合適正手術 | 2,970,000円 |
症例1 典型的な下顎前突
咬合を合わせながら、ルフォー1型骨きり術とSSRO(下顎枝矢状分割術)を行いました。下顎前突(受け口変形)が綺麗に修正されています。もともと奇形(唇裂口蓋裂)のあった患者さまです。






この症例の価格
ルフォー1型骨切り、SSRO、 モニター 231万円(税込)+(全身麻酔、入院費用別途 33万円 税込)
この症例のリスク・副作用
感染、出血・血腫、神経麻痺、予定形態と実際の形態との差、左右不対称、顎関節症、呼吸不全

ルフォー1型骨切り術
上顎と上歯槽骨の間の骨切りを行います。
フリーになった上顎骨を前や後ろに移動して骨形態を整えます。
咬合を注意し、ちょうど良い形態が得られたらマイクロチタンプレートで固定します。
切った上歯槽骨を奥に移動して上の歯列を奥に移動します(fig3)。
次に、切った上歯槽骨を手前に移動して上の歯列を前に移動します(fig4)。
SSRO(Sagittal Split Ramus Osteotomy)下顎枝矢状分割術
ボーンソウ(電動骨切り機)にて下顎骨の関節部下で分割する様に骨を剥がし分けます。(スプリット)フリーになった下顎骨を前や後ろに移動し、骨形態を整えます。咬合に注意し、良い形態を確認し、マイクロチタンプレートで固定します。下顎骨を切り、骨ノミ(コツノミ)で分離させます。
ルフォー1型骨切り術とSSRO(下顎枝矢状分割術)
上顎、下顎の変形では、奥歯の噛み合わせ(咬合)を整えながらルフォー1型骨切りとSSROを同時に行うことがあります。
ルフォー1型骨切りを単独に行い、骨形態を整えたとしても咬合ルフォー1型骨切りを単独に行い、骨形態を整えたとしても咬合が狂ってしまいます。同様にSSROを単独で行い形態を整えても同様に咬合が狂ってしまうことが多いのです。