脂肪注入のよくある質問

脂肪注入に関する一般的なQ&A

よく美容外科で行っている脂肪注入について教えて下さい。
何日間くらい腫れますか? 人に気づかれないためには何日くらいお休みをとれば良いでしょうか?

脂肪注入は基本的にヒアルロン酸フィラーの注入と同様にカジュアルな手術とお考えください。ただし一般のヒアルロン酸フィラーの注入では1〜3cc程度の注入に対し脂肪注入では5〜10ccに及びますので腫れ感は強いかもしれません。脂肪を注入する針もやや太くなりますので,場合によっては内出血の程度も広がりやすいことがあります。
しかし、女性の患者さまの場合はメイクで、男性の患者さまの場合でも最近では男性用のファンデやコンシーラもあるようですから、これらを利用すれば3〜4日もあれば十分ではないでしょうか。

お休みできる期間が長ければ、吸収されるのを見越して沢山の脂肪注入できますか?

多脂肪幹細胞脂肪注入(CRF)といえども注入された脂肪はある程度吸収されます。吸収が落ち着くのに2〜3ヶ月を要します。やや大目に注入すると、どうしても腫れている期間は長く感じます。
ですが1〜2週間でもかなり落ち着きます。もちろん個人の感覚差はありますが・・。

糸リフト(スレッドリフト)をした後に、法令線や頬などに脂肪注入することは可能ですか?

可能です。場合によっては鈍針(カニューレ)を利用することもあります。

脂肪注入の注射針が、糸にぶつかって切れたり傷ついたりという可能性もありますか?

糸リフトそのものが大したリフトアップ効果は無いので、万が一糸を切ったとしてもそれほど影響はないかもしれません。糸リフトの寿命は3〜6ヶ月程度と考えれば、糸リフトの術後6ヶ月を経過してから脂肪注入を行えば、影響は殆ど無いと考えます。

何度か酒井形成外科で脂肪注入をしたのですが、定着率がいいのかちょっと下膨れのようになってしまいました。一年以上経つのですがまったく吸収されないので、今度は少し脂肪吸引の手術を受けようと思っています。
フェイスラインとちょっと凸凹になっているところを治したいのですが、一回で本当にすっきりするのでしょうか?
また、凸凹になってしまったら修復は可能ですか?
あと、針はどこから入れるのでしょうか?
手術後の腫れや傷跡はどのくらい目立つのでしょうか?

脂肪注入の場合100%の定着はありえず、かなりの注入脂肪は吸収を受けます。それを見越して多少大目に脂肪を注入するわけです。
場合によっては注入脂肪がとても良く定着することもあり、それが若干弛みになることも考えられます。
しかし、これはとてもすばらいし結果と判断すべきでしょう。なかなか定着しにくい脂肪が定着したわけですから。そこで多すぎた注入脂肪を除去するのではなく、簡易フェイスリフトを行い少し皮膚を引き挙げてみるというのはいかがでしょうか。皮膚の小じわは無くなり張りが出て来て弛みも改善します。もちろん凹凸も改善することは間違いありません。

美容整形に興味があります。教えていただきたいことがあるのですが…
私は顔の頬がこけているので脂肪注入を考えています。(頬骨とエラが張っているのが原因だと思います。子供の頃は丸々としてのですが…)
それで、お聞きしたいのですが、超音波美顔器を使うと脂肪が吸収されてしまうというのは本当でしょうか?
定着してしまえば、何をしても大丈夫でしょうか?

医療機関で扱われている医療機器の超音波治療器はかなりパワーがあり、注入脂肪にも影響をする可能性はありますが、市販されている美顔器程度では全く問題はないと思います。

また、顎先あごさきが四角く割れているのですが、顎先への脂肪注入は酒井形成外科では行っていますでしょうか。

どこでも大体は注入可能です。ただし、あご割れへの脂肪注入は、効果がない場合もあります。

色々書き込みなど見て載っていたのですが、脂肪注入は冬にやった方がいいというのは本当ですか?

かつては手術後感染が多く発生していた時代があり、夏は汗も出やすく感染の機会が多いと思われていました。しかし、今日では消毒薬の発展や抗生剤の改良、さらに患者さまの医療知識の向上もあり、どんな季節でも感染は希になりました。したがって、いずれの季節でも手術は可能です。

脂肪注入後、スノーボードや水泳など激しいスポーツをしてはいけないという期間はありますか??

術後1週間程度です。水泳は10日ほどしてからが良いでしょう。

私は東京から離れているところに住んでるのですが、私のように遠方から脂肪注入の手術をされに来られる方はいらっしゃいますか?近くで出来ればいいとは思うのですが、値段がとても高いので、そちらでお願いしたいなと思っているのですが…。

脂肪注入は美容外科手術のなかでもカジュアルな手術法です。比較的気軽に行える手術のひとつだと思います。あなたの気に入ったクリニックや主治医のもとで手術を行っても良いでしょう。
脂肪注入は1回経験すれば、消毒法や経過の観察等が簡便ですので、次回以降は殆ど通院はいりません。遠方でもあなたが通いやすいクリニックでも施術が良いでしょう。

カウンセリング後すぐ手術も可能ですか?

可能です。しかし、その場合カウンセリングのみならず手術の予定までご予約を入れて頂きます。

私は40歳代の女性ですが、突然の閉経で一気に肌に老化が進み?頬はこけてしまうし目の下のたるみに溜息が出てしまいます。いつか脂肪注入したいなと思っておりました。
一気に注入してしまうと、いきなりおたふく状態で誰が見ても病気と間違えられてしまうと思っておりました。
3〜5回に分けて注入と知り納得はいくのですが不安も生まれまして。脂肪吸引の方もその度にするのでしょうか?

脂肪注入は3〜5回行って完成する、という訳ではありません。1回の脂肪注入では多脂肪幹細胞注入を行ったとしても、定着は100%ではありません。むしろ、かなり再吸収されてしまうため、1回目の脂肪注入では満足しない可能性があります。そのため、脂肪注入後様子を見て、また不足感が出たら多数回の脂肪注入を計画いたします。この事実を患者さまには理解して欲しいと思います。
脂肪注入では、脂肪吸引で得た脂肪をすぐに注入するため、脂肪注入ごとに脂肪吸引を行って脂肪を採取します。採取部位は大腿部が良いのですが腹部や側腹部で脂肪を採取できます。

折角定着しても老化は止まりませんから、何年かするとまたこけてきてしまうのでしょうか?

もちろんその可能性は大です。しかし、その時また、脂肪注入の計画を立てると良いでしょう。

目の下のたるみも気になっています。色白肌で皮が薄いが為に傷跡と内出血しやすい体質なのでなかなか決心がつかない状況です。
目の下の脂肪吸引は危険でしょうか?

目の下の脂肪吸引はできません。たとえ出来たとしても、下眼瞼がより大きく弛みます。
下眼瞼の弛みはあくまで皮膚や皮下のたるみがポイントです。これを矯正しないと何の効果もありません。

40歳半ばの女性です。長年やせこけたほほに悩んでます。数年前より脂肪注入の美容外科の手術を考えていました。
酒井形成外科のホームページで詳しい説明等を見て、手術を決意しました。
ただ仕事、および遠方のため費用(旅費)のことを考えると、貴医院での治療を希望してもなかなか困難です。地元では美容整形外科医院が少ないのですが、脂肪注入の手術はどこで受けても特にトラブルのない手術でしょうか?

脂肪注入は組織移植という難しい課題があり、理論を熟知している医師が行うべきです。特に感染はとても危険な事象です。形成外科学会専門医であれば概ね間違いは無いと思います。まず、担当医のカウンセリングをお受けになって、納得してから手術を受けるようにしましょう。

他院で脂肪注入を行ったのですが、逆に法令線が目立ってしまいました。
その後1ヶ月経つと吸収され目立たなくなりました。
そのため次回は是非、酒井形成外科で脂肪注入をお願いしたいのですが、法令線と唇(くちびる)を希望しています。 当日手術というのはできますか?

手術治療は医師のきちんとした説明(インフォームドコンセント)が大切です。
また、手術治療の決定までは患者さまに考える時間も大切と考えます。
しかし、遠方からの患者さまにとっては、時間の問題もあり、当日手術の希望もあるでしょう。
どうしても、当日手術をご希望の場合は、カウンセリングとともに手術のご予約を入れて下さい。血液検査は当日行えます。

ここ4年ぐらいで頬がすごくこけてきてすごく悩んでおります。もともと痩せ体型で、173cmの57キロです。胃腸も弱いせいかと思っております。食事法などいろいろ試しましたが、ふくよかに頬を太らせることができません。
男性で痩せていても脂肪吸引できますでしょうか?

どこにも皮下脂肪が無い方はさすがに注入するほどの脂肪が採れないと判断することがあります。しかし、側腹部など小量の注入用の脂肪採取ができる所を発見することが多いと思います。

腹部の脂肪を吸引した部分は、弾力包帯やウエストニッパーを使って圧迫するとありましたが、期間はどのぐらいでしょうか?

酒井形成外科では、簡易腰痛ベルトがもっとも便利と考えています。圧迫期間は、3〜5日程度です。

実はこの圧迫が一番辛いと思っているのですが正しいでしょうか?

腰痛ベルトを「軽く巻くだけ」ですので、辛くはありません。

脂肪吸引部分と脂肪注入部分の痛みは、本当に筋肉痛ぐらいのものなのでしょうか?
人によっては凄い痛みを生じる場合もあるのでしょうか?

痛みの表現は人それぞれですので…。
でも多くの人はさほど痛そうではありません。また、麻酔をしっかり行いますので、あまり心配ありません。

脂肪吸引部分と脂肪注入部分が術後、内出血を起こし、紫色になると書いてありましたが、どの程度なのでしょうか?
手術の翌日に仕事が合った場合、やはり人には分かってしまうものなのでしょうか?

手術翌日では腫れがありますので、こちらの方がむしろ目立つという感じです。
内出血の色は脂肪採取部位で目立ちますが、太ももやおなかなど露出部位ではないので人に気ずかれることは無いでしょう。
脂肪注入部位では、大きな内出血が起こることは少ないと考えています。

どの位で、その色は消えるのでしょうか?

2週間程度です。

他のクリニックなどのホームページに脂肪幹細胞移植というのがあります。これを行うとほぼ100%脂肪が定着し、手術も1回で済むと書いてあります。特に脂肪幹細胞移植による豊胸術がとても良いと書いてありました。
脂肪幹細胞移植とは、どのようなものなのでしょうか?

そもそも幹細胞とは、身体の細胞の中で何に分化するか決定されていない細胞を指します。細胞化学的に、幹細胞には発生の際に出てくる「胚性幹細胞」と成人の身体に存在する「体性幹細胞」があります。
胚性幹細胞とは、人体が母体で発生する(精子と卵子の合体から1この細胞が分裂し10ヶ月ほどで赤ちゃんにまで分化する過程)間にいろいろな組織に分化する前の段階の細胞をいいます。
また、体性幹細胞とは、すでに成人でも皮膚や消化管の粘膜、髪の毛や血液の様に日々代謝する細胞の前段階の細胞を指します。
かつては成人の幹細胞は、ごく限られた臓器にのみ存在するといわれていましたが、最近の研究ではいろいろな臓器にそれぞれの幹細胞が発見されるようになりました。脂肪組織も例外ではなく、そこにわずかではありますが、幹細胞が見つかっています。これが脂肪幹細胞です。
脂肪幹細胞は、増殖因子の種類をいろいろ作用させると脂肪組織だけでなく他のいろいろな細胞に変化する能力を持っています。しかし、脂肪幹細胞は周囲に脂肪細胞が多数あると成熟脂肪組織を構成する脂肪細胞に移行しやすいといわれています。
そこで、患者さまから脂肪組織を採取し(脂肪吸引)、脂肪幹細胞を分離します。その後、採取した脂肪幹細胞を培養し、数万倍の脂肪幹細胞を組織培養医学の技術で増加させます。これには特殊な技術と無菌室という細胞工学の工場(ラボラトリー)が必要で、また、数週間の培養時間を要します。
こうして、患者さまから採取した脂肪細胞から分離培養し数週間後に多数の脂肪幹細胞を作り、これに再度当患者さまから採取した脂肪組織を混入し、必要な所に移植する手術を脂肪幹細胞移植という訳です。

他院のホームページには、脂肪幹細胞注入は比較的簡単にできるようなことが書かれています。しかし、価格的にはかなり高価ですが、本当に簡単にできるものなのでしょうか?

脂肪幹細胞は、通常の脂肪吸引で採取された脂肪組織から分離すると、あまりに僅か過ぎます。本当の意味での脂肪幹細胞移植は採取した脂肪幹細胞を数週間かけて培養しなくてはなりません。
それには、大学の研究室並みの無菌室・細胞培養室が必要です。また、技術技師や専門の医師も必要です。このような施設や技術員がいれば、日本では技術的には幹細胞を分離培養製造するのは簡単ともいわれています。しかし、それだけの施設を病院内に作り、技術員を雇用するのは、とても簡単とはいきません。
現在では、脂肪幹細胞等の培養とこれらの移植に関しては、厚労省から認可を受けなくてはなりません。

そのクリニックのホームページにはその日の内に簡単に脂肪幹細胞移植ができるとありました。しかし、価格は一般の脂肪注入よりかなり高めです。もし、1回で脂肪注入が完成するとしたら、是非試してみたいのですが、どう思いますか?また、酒井形成外科ではこのようなことは施術していますか?

厳密に脂肪幹細胞移植というのは、簡単には行えません。しかも、定着率もどうやら100%とまではいかないようです。そもそも、その日に簡単にという説明はかなり怪しいと感じます。
最近、脂肪幹細胞移植とまではいかないまでも幹細胞の濃度を濃くするという技術は発達してきました。もしかすると、このことを安易に「脂肪幹細胞移植」と唄っているのではないかと思います。
酒井形成外科でも、さすが、ラボラトリーはありませんので「脂肪幹細胞移植」はできませんが、高濃度脂肪注入という、定着有効脂肪や幹細胞を濃縮した状態を作り出し、今までより濃い状態の脂肪注入は行っています。

脂肪幹細胞移植による豊胸術はどうなのでしょうか?

単純な脂肪注入による豊胸術は、3ヶ月ほどでかなり吸収されてしまうため、効果的に問題が多いとされてきました。さらに、乳房への注入脂肪は石灰化が問題視されています。
乳がんの早期発見では、マンモグラフィーという特殊なレントゲンを使います。これで、乳房内の微細な石灰化を見つけるのです。ところが、脂肪注入を受けた乳房では比較的大きな石灰化が起こっているため、乳がんの発見を妨げるといわれるようになってきました。つまり、脂肪注入による豊胸術は、単に手術があまり良い結果を生まないばかりか、乳がんの早期発見を妨げると指摘されて来たわけです。
しかし、最近の研究で脂肪幹細胞移植では、脂肪の定着が良くまた、新たな脂肪細胞の増生も見込まれる事や、石灰化が起こりにくいといわれています。確かなエビデンスが多数発表されてはいませんが、この事を信じるなら脂肪幹細胞移植による豊胸術は良い治療と考えても良いでしょう。
しかしながら、まだ、研究として時間が短い事から、石灰化の否定や定着率の向上は、にわかには信じられないというのが正直な意見です。さらに、ラボラトリーの設置や技術員の常勤を考えると経費的に一般クリニックでは脂肪幹細胞移植治療は難しいと考えます。
しかし、現在、皮膚培養、移植治療に対しては厚生労働省が認可をし、健康保険適応にもなっています。いずれは、軟骨培養や角膜移植、脂肪移植等にも適応されるかもしれません。そうすれば、個人クリニックでの脂肪幹細胞移植もあながち夢ではなくなるかもしれません。
とはいえ、厚労省から認定医療機関承認を得るのはとてもハードルが高くなりそうです。

まぶたの脂肪注入のQ&A

他の美容外科で脂肪注入をしましたが、そのことでご相談します。
目の下の脂肪除去後、陥没してしまったので脂肪注入をしました。入れた部分が両目とも盛り上がり、特に笑うと目立ち新たに皺もできてしまいました。
脂肪を入れてから1年半ヤグレーザーなどで馴染ませるようにしましたが、状況はあまり改善されません。担当医は目を覆っている肉を前に引っ張れば、一番効果があると言いますが、一度こんな結果を出してしまったドクターにわざわざ再度この複雑な手術を頼む気は毛頭ありません。
なんとか改善させたいと思っていますが、解決策はありますか?
もう精神的にツライので、できればリスクも少なく失敗のない方法で改善したいと思っていますが、手術が必要ならそれも考えたいとも思っています。
どんな方法がありますか?
また、手術の場合のダウンタイムはどのくらい必要ですか?

拝見してみないとなんとも言えませんが、まず、手術で凹んでしまったということですから、絶対的組織が不足している状況が伺えます。そこに脂肪注入で修正というのは良くあるパターンで決して間違った方法ではありません。
ただし、 目の下の脂肪注入は位置や量によって、やや凹凸が生じることもあり注意は必要です。
レーザーでこの症状を改善させるというのはちょっと無理があるようですね。手術でリカバリーした方がよいでしょう。
まず、下眼瞼かがんけん剥離はくりし、瘢痕(はんこん)または、凸凹を起こしている注入脂肪を除去します。その後、筋肉(眼輪筋)でなんとかへこみを改善させるように(筋弁などの利用等)考えます。だめなら、脂肪移植、筋膜移植などを考慮します。
ダウンタイムは1ヶ月くらいで、しばらく皮膚表面に違和感があると思います。

凸凹した下眼瞼かがんけん剥離はくりし、瘢痕(はんこん)または、凸凹を起こしている注入脂肪を除去することは大変複雑な手術のように思いますが、どんなリスクが考えられますか?
また、ただ瘢痕(はんこん)または、凸凹を起こしている注入脂肪を除去し、余剰皮膚を切除することで改善はされませんか?

あなたの手術を行った医師が、最初の手術の後に脂肪注入をしているということは、恐らく「取りすぎたから再度注入しよう」と考えたのでしょう。
とすると、注入脂肪を取り去れば、「また凹みが出てくる」と想像されるわけです。これを防ぐために、何らかの手段が必要と思われます。もちろん手術を進める途中で、脂肪の移植が不必要と考えられれば、単純に注入脂肪除去と皮膚の必要最低の切除だけで済ませられるでしょう。

ほおの脂肪注入のQ&A

30歳代後半の女性です。顔の脂肪注入の質問です。
半年ほど前に近くの、顔面の脂肪注入を得意といわれている美容外科クリニックで行いました。
法令線です。元々右が特に気になってまして、担当医師も多く入れたとのことでしたが… 術後すぐに、右の法令線の上がプクっとまるでヒアルロン酸を入れたように盛り上がり、法令線が谷のように凹んでいるのです。
マッサージするようにいわれ、少しはましになりましたが、何のためにやったかわからないくらい法令線が以前より強調されました。担当医師の話では、法令線も癒着していると盛り上がらないということでした。癒着しているということはあるのでしょうか?

法令線の下は、リガメントによって筋肉が骨にしっかりくっついています。そのため、単に脂肪注入をするとやわらかい頬側に脂肪が入り込み、余計に法令線は目立ってしまいます。
通常、法令線への脂肪注入では、皮下を剥離はくりしてから行うことも必要です。

再度脂肪注入したら改善する可能性はありそうでしょうか?

改善はできると思います。

酒井形成外科で脂肪注入する場合、何回くらい通院が必要でしょうか?

カウンセリング、手術日、手術翌日(初回のみ)、1週間後、1ヶ月後といった具合です。
多数回の手術が必要になるため、2回目以降の脂肪注入手術では手術のみ行い、ご自分の判断で次回の注入時期を決めても良いと思います。

40歳代の女性ですが、ほおの脂肪注入についてご相談します。
最近、ほおがこけてきてとても気になっています。
脂肪注入を考えていますが、仕事をしているので脂肪注入後の腫れが心配です。やはり、脂肪注入後は何日間かは仕事を休んだ方がいいのでしょうか?

控えめの脂肪注入であれば、あまり腫れは心配ないはずです。そのようなご事情であれば、最初はやや控えめの注入を行いましょう。また、腫れや内出血のことを考慮し、念のため3〜7日程余裕のある時に手術を受けるようにした方が安全でしょう。
酒井形成外科では、2回目以降の方は、あまり心配されずに手術をお受けになっています。

ほおの脂肪注入に関心があります。頬に脂肪注入した場合、腫れると聞いたのですが、外に出られない程でしょうか。自然に落ち着いてくるのはどのくらいかかりますか?

もちろんある程度脂肪を注入するわけですから、腫れというより膨らみが出ると考えるべきでしょう。
少量の脂肪注入でしたら、手術当日でも殆ど問題はありません。注意点として、注入脂肪はかなりの分が再吸収されます。そのため、やや多めに入れた方が良い場合もあります。その場合、落ち着くのに1ヶ月程度かかり、その間はちょっとぷっくりした感じになるかもしれません。
しかし、大きく目立つというわけではないと考えます。

ほおと目の下、こめかみ、上下唇の脂肪注入を希望しています。 酒井形成外科では、脂肪注入の手術は沢山されているのでしょうか?
ほおに弛みが出ていますが、脂肪注入すると法令線は余計目立つようになりますか?
また骨格からほおに脂肪注入してもすぐ取れてしまいますでしょうか?
元々顔の肉付きが少ないタイプなので心配ですが、このような場合何回くらいの脂肪注入が必要でしょうか?

脂肪注入は、 酒井形成外科では比較的カジュアルな治療法としていますが、ご希望患者さまは多いように感じます。
頬の適正な部位に脂肪注入を行うと、頬の陥凹部に張りが出るため、法令線が伸ばされ目立たなくなるといわれています。また、同時に法令線上にも脂肪注入を行うため、法令線は目立たなくなると考えます。
脂肪注入の回数ですが、注入された脂肪組織は再吸収を受けるため、当然注入した分が全て定着するわけではありません。まず、1回目の注入後ボリュームの低下を感じたら2回目の注入を行いましょう。通常6ヶ月後くらいになることが多いでしょう。その後は適時、ご希望時に注入を計画していきます。

ホームページの手術のお写真を見ると、かなり太い針の注射みたいですが何ミリくらいの径ですか?

1mm程度です。

肌の傷はほおに何箇所で唇に何箇所、こめかみ何箇所ですか?

ほおへの脂肪注入の針の刺入箇所は1〜2箇所です。
下眼瞼は概ね1箇所です。口唇は定着が良くないので余りお勧めしていませんが、もし施術するとしたら2〜3箇所です。
口唇では、真皮脂肪移植の方が遙かに効果が高いと思いますので、こちらをお勧めしています。

内出血の範囲はどのくらいで、ダウンタイムはどのくらいでしょうか?

これは人それぞれです。もし内出血を起こした場合、1週間程度で「あおたん」は黄色に変化し、2週間程度でほぼ吸収します。

手術の局所麻酔は痛いと思いますが、どこに何本打つのでしょうか?

各注入部位に少量です。多少はちくっとしますが、耐えられない程のものではありません。

脂肪注入するとフォトフェイシャルやNライトレーザーやポラリスなどの光治療は受けられないのでしょうか?
肌の張りやそばかすの治療などははしたいのですが…?

それらの機種も現在では、光治療系、レーザー系、高周波電気系と各種多数の機種が出ています。どれも脂肪注入後の治療を妨げるものではありません。

術後の腫れ等を考え、3連休前の手術を予約しました。しかし、連休明けに仕事で人前に出ることが多いスケジュールとなってしまい、少し心配しております。
いただいた手術の注意事項等によれば、打撲のような紫斑の可能性があるようですが、実際のところどの程度でしょうか?
お化粧で隠せる程度のものでしょうか?

殆ど内出血が起こることはありません。ただしだからといって、0である保証もありません。
内出血斑が出ることはありますが、1週間程度で紫斑から黄色い斑に代わり目立ちにくくなります。お化粧で十分カモフラージュできます。

場合によっては、今回のタイミングを諦めてもっと休み多く取れる際に予約を変更させていただく方がいいのかもしれませんので、アドバイスをよろしくお願いいたします。

一度脂肪注入の手術を経験した方が、再度手術を希望なさる方は意外に軽い感じで手術を予約されています。ただ、術後1週間程度はコンシーラなどしっかりした、お化粧が必要でしょう。
つまり、しっかりしたお化粧ができれば、あまり恐れることは無いということです。

ほおに脂肪注入をしたいのですが、体のどこから脂肪吸引するのが一番良いのでしょうか?

太ももが一般的ですが、おしり(臀部)、おなか、膝まわり等がドナーとしてはよく使う部位です。

傷跡は、お化粧で隠せる範囲でしょうか?

脂肪注入の注入部位は、注射針の痕だけですので、2〜3日お化粧をすれば殆どわからなくなります。

ある美容外科の美容整形手術の説明では、1回のみで多量の脂肪を注入するようで、「オタフク風邪のように腫れるので、暫くは外出できないと思います。」と言われました。
脂肪はおしりの部分から採取するので、抜糸通院も必要とのことでした。
酒井形成外科でも同じでしょうか?
実は家族に内緒にしたいので、なるべくなら手短に済んで腫れ等が目立たない方がいいのですが…

注入脂肪は、かなり再吸収されることを考えると、たった1回の注入で済むとは考えられません。ですから適量を数回にわけるのが常識です。
また、腫れはどのような時にもある程度起こりますので、ご家族の方に内緒ではない方が良いと思います。とはいえ1週間程度でかなり落ち着きますし、腫れもおたふく風邪ほど酷くはありません。
ご家族の方もご納得いただいた後の方が良いのではないでしょうか?
脂肪の採取は、大腿部、下腹部等が多いです。

HPで手術の写真を見ました。それまでは簡単に考えていたのですが、注射針が太くて怖くなってしまいました。
脂肪注入の時には、麻酔をしてもらえるのでしょうか?

注射が痛いのは針が太いからではなく、注射液が酸性だからです。実は知らなければ、太い針でも細い針でも痛みの感じ方は殆ど変わらないものなのです。
脂肪注入では、細胞に針を通して移植しますので、少し太い針が必要なのです。細い針では細胞が通過しません。
さて、脂肪注入では、注入する脂肪があなたから採取したものですので、実は痛みの程度は少ないのです。しかし、やはり脂肪注入時の疼痛(とうつう)緩和は大事ですので、しっかり麻酔は行います。ご心配は無用です。

くちびるの脂肪注入のQ&A

(くちびる)を厚くする手術の脂肪注入が希望なのですが、手術内容のところに数回の注入が必要と明記されていますが、数回の注入をして自分の希望通りの厚さになったら永久的にその唇の厚さは持続するのですか?

口唇への脂肪注入は効果が無いわけではありませんが、なかなか満足させる所までいかないのが現状です。
そこで,酒井形成外科では、脂肪注入ではなく真皮脂肪移植を推奨しています。一度定着するとかなりボリュームをアップできますし、概ね1回の手術で目的を達成することが多いと考えます。また、形を整えるのも比較的簡単です。

その他のQ&A

鼻の真ん中にあるほくろを切除したのですが、その傷跡が深く、窪んだ感じの傷になってしまいました。ここへの脂肪注入は可能でしょうか?

脂肪注入というのは、体表の脂肪層のやや大きな凹みを改善する手段です。たとえば、法令線のくぼみ、頬がこけてきた、目の上が落ちくぼんできた等というときに利用する手技です。
傷跡の小さな陥凹は、真皮性の凹みです。残念ですが、このような傷跡の修正丹生脂肪注入は不適当と思います。

私は関西在住なのですが、遠方からの手術は難しいでしょうか?

酒井形成外科でも手術当日1日ホテルで宿泊し、次の日にチェックできれば可能です。しかし、まず、近くの形成外科で相談してみてください。

鼻の下の溝(二本の線がある部分)が深くくっきりしていて目立ちます。
これを目立たなく(浅く)するためには、美容外科ではどんな治療法があるのでしょうか?
何か注入物を入れるにしても、ちゃんと定着してどのぐらい持つものでしょうか。
また、注入物以外の方法などありましたら教えてください。

脂肪注入ですとアバウトになりやすく、すっきりしないと感じます。
また、シリコンなどは異物感や硬さを感じやすく、口唇には向きません。
アクアミッドのような異物注入法は、決して受けてはいけません。
真皮脂肪移植、筋膜移植、腱移植など移植に際し吸収が起こりにくいもので行うのが良いでしょう。